東南アジアの歴史 フィリピン編
今回は東南アジアの歴史について
歴史を知る事で、東南アジアでの様々な肌の色や身体的特徴の違いや文化、人間性、食文化などなどを知る事ができます。
それでは国別で解説していきます‼︎
今回はフィリピン編です。
フィリピン
フィリピンの概要
▶︎面積:299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。
▶︎人口:約1億98万人(2015年フィリピン国勢調査)
▶︎民族:マレー系が主体。ほかに中国系、スペイン系及び少数民族がいる。
▶︎言語:国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。
※言語が混在しているため、ほとんどの人は公共の場では英語で会話をする事が多い。
▶︎宗教:ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%。
▶︎一人当たりのGDP:3294(ドル)
フィリピンの国民性
▶︎とにかくフレンドリー:
南国の気候の影響か、フィリピン人にはとにかく明るく、陽気でフレンドリーな人が多いです。
▶︎時間に対してアバウトな人も多く、計画を立てて行動するより、勢いで行動する人が多いです。しかし、初対面の人に対しても親切で、特に女性は献身的です。
▶︎人前で怒る事などを嫌い、日本の「愛の鞭」なんて考えはありません。
▷これはフィリピンに限らず...日本特有のものかもしれませんね。
▶︎とにかく家族を大切にします。日本で働いていてもほとんどの人が仕送りをしています。
反共産主義と独裁政治
マルコス大統領
▶︎この頃の東南アジア諸国は「共産主義」という当時の最新の考え方と言われていた考えをもとに独裁政治を行なっていました。
▶︎しかし、このフィリピンは当時のアメリカが掲げる「反共産主義」という考え方のもと政治を行います。
▷なぜ、アメリカ?
▶︎1898年の米西戦争(アメリカとスペイン)が起き、スペインがこの領土をアメリカに譲る形となります。
▶︎当時のアメリカは、資産を持つものを潰してしまうこの「共産主義」という考え方を恐れていました。
「共産主義の国は全て敵」
「反共産主義を掲げれば、あのアメリカがバックアップしてくれる」
▶︎そう、それに目をつけたのがマルコス大統領である。
▶︎しかし、アメリカからの支援も段々と薄くなるにつれて、そんな大統領の贅沢三昧の生活や政権も終わりを告げます。
コラソンアキノ大統領
▷マニラの主要空港の「ニノイアキノ空港」が頭に浮かびますね...
▶︎マルコス大統領の反対勢力の夫人であるコラソンアキノ氏が大統領になります。
▶︎しかし、そこまで大きく改革を行う事はできずにいた。
▷特にお地主が労働者から搾取を行い、貧富の差が広がる「大土地所有制」の改革はうまくいきませんでした。
▶︎貧富の差が広がり、犯罪と麻薬が問題となりました。
フィリピンのトランプ
ドゥテルテ大統領
▶︎検察官からダバオ市長、そして大統領となります。
▷ダバオではタクシーのぼったくりすらありません。強烈に反正に対して、特に「麻薬」犯罪について厳しさを見せました。
▶︎当時のフィリピンは麻薬が町中に蔓延しており、なかなか検挙できないことも多かったが、麻薬関係者であることを疑われた時点で「撃ちなさい」との指示を出します。
▶︎「ダバオデススクワット」という組織を作り、街の中で怪しい人物を射殺しました。
▷当時は裁判も行わずに殺していったと言います。
▶︎現在ダバオはフィリピン1安全な街となっています。そして、安全であるために他国の企業が参入し、経済が発展します。
▶︎そして、大統領となります。
▷オバマ前大統領とは相性は良くなかったみたいだが、トランプ大統領とは仲が良いようだ。
フィリピンの可能性と未来
▶︎フィリピン はまだ「危険」「貧困」などのイメージが東南アジアの中でも強く、ストリートチルドレンなどもとても多いです。
▶︎そのため、犯罪率も高く、日本のように安全な国とは言えません。
経済の中心地マカティと経済成長
▶︎空港からタクシーで15分とという立地条件や外資系企業も多いなど、フィリピンの経済の中心です。
▶︎不動産価格もまだまだ伸びています。
▶︎HSBCによると2050年にはフィリピン経済は「世界第16位」になると言われるほどです。
▶︎人口増加も大きく影響を与えます。しかも、平均年齢23歳と今後、生産年齢が大きく増えたときに期待ができる反面、失業者の増加や賃金上昇率の低下などが問題視されるだろう。
▷ちなみに現在、GDPの1割も海外で外資を稼ぐことでまかっています。
英語圏である強み
▶︎フィリピン 人は80パーセントが母国語とともに英語も喋る事ができます。
▶︎ビジネスでは基本的に英語が用いられます。
まとめ
▶︎まだまだインフラ整備も整っていない部分も多く、安全性や投資価値に関してはなんとも言えないが、大きな可能性を秘めた国である事は間違いない。
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